匿名用途であればオフショアホスティングを利用するのが定番ですが、DMCAはどうでもいいのでBitcoinを使って匿名で登録が出来、より信頼性が高く、安いサーバーを求めている方向けの比較です。
このページでは以下の4つのビットコイン支払い対応ホスティングを紹介しています。
・Hostinger
・Namecheap
・Bitcoin Web Hosting
最後のBitcoin Web Hosting以外は知名度が高く、海外の多くの評価サイトなどでレビューされているので比較的安心して利用できるのではないでしょうか。
Bitcoin支払い対応レンタルサーバー比較一覧
年払いでの料金を比較しました
Hostwinds | hostinger | Namecheap | Bitcoin Web Hosting | |
値段 | $39.42~$95.82/年 | $23.4~70.2/年 | $33.88~$104.88/年 | $72~$296.46/年 |
SSD | 無制限 | 10~30GB | 20GB~無制限 | 10~100GB |
転送量 | 無制限 | 100GB~無制限 | 無制限 | 1TB~無制限 |
SSL | 無料 | 下位プラン有料 | 無料 | 無料 |
共通 | 30日返金保証 LiteSpeed cPanel 専用IP | 30日返金保証 LiteSpeed hPanel | 30日返金保証 cPanel アダルト不可 | 45日返金保証 LiteSpeed 専用IP cPanel |
※SSDや転送量が無制限となっていますが、他のユーザーに影響するようであれば運営の判断で制限されます。
Bitcoin支払い対応レンタルサーバーの評価
各サーバーの特徴と評価、実際利用しての感想を記載していきます。全て実際に利用中かテスト用にサイトを立ち上げて確認しました。
Hostwinds
Hostwindsはアメリカ、シアトルに本拠地の有るホスティングサービスです。レンタルサーバーはオランダ(アムステルダム)、アメリカ(ダラス、シアトル)にあり、希望の場所を選べます。
特徴
・サーバーに高速なLitespeed採用
・BTC、ETH、XVG、DASHその他多くの仮想通貨での支払いに対応
・アダルト可
・全プランcPanel採用
・SSL無料
・1年契約以上でドメイン無料
・1年契約以上で30日の返金保証
・長期契約で安い
・無料サイト移転
評価
有名なPC Magazine(PCMag)でBEST OF THE YEARを受賞(2018、2019)するなど非常に評価されているホスティングサービスです。
特に「99.999% アップタイム保証」を掲げているようにサーバーの安定性に定評があります。実際運用中の複数のサイトでも一度も接続不可の状態を確認していません。WordPressの表示も軽いです。また、コストパフォーマンスに優れており、年契約で実質$3.29/月から利用できます。アダルト可ですが、通常のアフィリエイトサイトなどオールマイティに運用出来ると思います。
高負荷サイトの場合はVPSも非常に評判がいいので選択肢にいれてもいいと思います。十分なスペックがあり、マネージドVPS(レンタルサーバーのように使えるVPS)も安く利用できます。
Hostinger
Hostingerはリトアニアに本拠地の有るホスティングサービスです。レンタルサーバーはオランダ、リトアニア、アメリカ、シンガポールから希望の場所を選べます。
格安ホスティングサービスとして有名です。日本からの実際利用してのレビューは確認したところ昔やっていた無料サーバーをメインとしたものしかありませんが、現在無料プランはなくなっています。
特徴
・Bitcoinでの支払いに対応
・アダルト可
・コントロールパネルが分かりやすい(hPanel)
・WP自動セットアップ
・上位プランでドメイン、SSL無料
・長期契約で安い
・30日返金保証
・アジア(シンガポール)のデータセンターを選べる
評価
初心者の方でも画面に従っていくだけで簡単に契約からWordPressセットアップまで完了します。
hPanelというcPanelに似た独自のコントロールパネルを採用しており初心者、cPanelに慣れている人どちらでも使いやすいと思います。
現在私はSingleとPremiumの年契約で複数サイト運用しています。年払い以上で値段が非常に安く、そのわりに安定しているのでアダルトアフィリエイトサイトやバックリンクサイトなど様々な用途に利用できると思います。
日本から近いシンガポールのデータセンターを利用でき、レスポンスも早いです。
高負荷サイトの場合「Cloud Hosting」プランがあります。VPSのような環境をレンタルサーバーと全く同じように簡単に利用できます。CPUやメモリなどリソースが専有になるので高負荷に耐えられるだけでなく、サーバーが安定します。管理画面から申し込むだけでレンタルサーバーからのアップグレードも全自動で行われ、面倒くさい移転作業は必要ありません。
Hostingerの評判、評価(レビュー)、登録する方法と使い方
Namecheap
どちらかと言うとホスティングサービスより格安ドメインで有名ですね。通常価格だとそれほど安くなりませんが、セールをよくやっているのでそういった機会に登録するといいかもしれません。
特徴
・レンタルサーバーとセットで無料でドメイン(.website)を取得出来る
・管理画面が直感的で使いやすい
・サーバーが若干不安定
・アダルトサイト不可
評価
レンタルサーバーも安価で提供しており、セットで無料でドメイン(.website)を取得出来ます。データセンターはアメリカのアリゾナ州。
Bitcoinでの支払いを受け付けていますが、その場合ElectrumやCopayなどBitpayに対応したウォレットが必要になります。その点はちょっと面倒ですね。もちろんPayPalやクレジットカード支払いも可能。
サーバーはLitespeedではなくApacheです。テストでは安定性やスピードはあまり良くない結果になりましたが、安いのでバックリンクサイトなどの用途で使えると思います。アダルトサイトは不可。
管理画面が洗練されていて直感的で使いやすいです。
Namecheap(ネームチープ)でドメインを登録する方法と使い方
Bitcoin Web Hosting
BitcoinWebHostingのレンタルサーバーはアメリカ、ヨーロッパ、アジアから選べます。
仮想通貨のみで支払いを受け付けています。あまり知られていないので情報が少なく、稀にあるレビューも批判的なものが多いのでちょっと契約するのが怖いかもしれません。
特徴
・仮想通貨(BTC、ETH、LTC)での支払いに対応
・アジア(シンガポール)のデータセンターを選べる
・ヨーロッパのデータセンターはDMCA FREE
・アダルト可
・全プランcPanel採用
・SSL無料
・45日の返金保証
・シンガポール、ヨーロッパは追加料金+$5が必要
・支払いは仮想通貨のみ
・情報が少ない
・サーバーが不安定
評価
こちらのテストでは頻繁に接続不可の状況になり、値段も特に安くはないので正直利用するメリットが見つかりませんが、調べたので一応載せました。
ヨーロッパのデータセンターは+$5必要ですがDMCA / PRISM / Patriot act SAFEになるそうです。そういった用途であれば定評のあるオフショアホスティングを利用するのがおすすめです。
まとめ
「Hostwinds」は安定性とコスパの良さからメインサイトとしてお勧めできます。
「Hostinger」も安いですが十分メインサイトとして利用可能だと思います。高負荷に対応した「Cloud Hosting」への移動も簡単なのでアダルトサイトの立ち上げなどに使えると思います。
「Namecheap」のレンタルサーバーは一ヶ月ほど利用しましたが安定性や性能は期待しないほうがいいと思います。仮想通貨で格安ドメインを取得できるメリットがあり、多少不安定で良ければサーバーとセットでバックリンクサイト構築などに利用できると思います。