フレンドサーバーは日本で人気のある海外サーバーです。アダルトサイトの運営で利用している方が多いようです。日本語に対応しており、利用しやすいと思いますが、以下の3点からおすすめできません。
1.料金が高くコスパが悪い
2.サーバーが不安定で遅い
3.偽DMCA申告によりコンテンツが削除される可能性がある
デメリットをそれぞれ説明していきます。
料金が高くコスパが悪い
少し前までは国内ではアダルト可レンタルサーバーの選択肢が少なく、料金が高い傾向がありましたが、最近では「mixhost」や「ColorfulBox」など安くてスペックの高いサービスが出てきています。
現在ではアダルトサイト運営するのに性能、コスト面で海外サーバーを使う理由はなくなっています。
さらにフレンドサーバーは他のアダルト可の海外サーバーと比較しても料金的に安くはありません。有名なところだと「Hostinger」などの格安サーバーがあります。
また、一般的に料金が高いとされるオフショアサーバー、防弾ホスティングでもサービスによってはフレンドサーバーより安く利用することが可能です。
例えばフレンドサーバーの転送量1000GBのプランは1480円/月ですがオフショアサーバーの「Flaunt7」では$3.99(今のレートで450円位)なので会社によってはかなり低くなる事もあります。
サーバーが不安定で遅い
フレンドサーバーはデータセンターがアメリカに有り、物理的な距離が離れているため、レスポンスが遅いです。また、サーバーの性能自体もあまり良くないようです。
下は「Monitis」で一週間計測した「KoDDoS」と「フレンドサーバー」のフルページロードの結果です。「KoDDoS」はこのサイトで利用している香港のアダルト可オフショアサーバーです。
それぞれ右下の赤枠で囲った部分ににUP(アップタイム)Avg(平均)が表示されています。
フレンドサーバーは赤い点の部分で一回接続できなくなっていています。また、平均して表示に2倍以上の時間がかかっていることがわかります。厳密に調べるにはもっと時間を掛ける必要がありますが、サーバーの安定性、速度などほぼ体感と一致します。
参考:オフショアレンタルサーバー、防弾ホスティングおすすめ7選を比較!!
フレンドサーバーは速度や安定性に関して批判的な口コミ、評判が多く、実際そのような結果になりました。
偽DMCA申告によりコンテンツが削除される可能性がある
フレンドサーバーはアメリカのホスティング会社なので、アメリカの著作権法であるDMCAが適用されます。
最近話題になっていますが、DMCAのシステムが悪用され、第三者にライバルサイトの削除や個人情報の取得に利用されることがあります。
DMCAはコンテンツ権利所有者とプラットフォーム提供側に有利なものとなっており、理不尽なようですが、権利侵害がなかったとしてもサイト運営者はこれらの対応を受け入れざるをえません。これはまとめサイトやアダルトサイト運営にとっては致命的なデメリットになり得ます。
当然、実際に著作権侵害をしていた場合は第三者からの申告であっても個人情報を通知する必要があるので異議申し立てをする事はできないでしょう。
DMCAに関しては他のアメリカのレンタルサーバーも同じです。偽DMCA申告を避けたい場合はこのサイトで紹介しているような”DMCA Ignore”(DMCAを無視する)を掲げているオフショアサーバーを利用するのが有効です。
オフショアサーバーの多くは厳格な個人情報保護法が運用されているヨーロッパにあり、プライバシーの保護を重視しているのも特徴です。現地の法律に違反し、裁判所からの命令がなければ情報開示に応じることはないでしょう。また、ほとんどが仮想通貨支払いに対応しており完全に匿名での運営も可能です。(オフショアサーバーだからといって著作権侵害や無修正掲載など日本で禁じられている行為は絶対にやめましょう)
以上、フレンドサーバーを利用してはいけない3つの理由でした。
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